東京都公文書館 - Tokyo Metropolitan Archives
江戸有数の大寺院であり、盛り場でもあった浅草寺。その本坊である伝法院に保管されていた「日並記」から、境内の土地関係、茶屋などの営業、芸能の記録などを抜粋した写本が、東京市史編纂のために作成され、『伝法院日並記抜抄』として東京都公文書館に引き継がれてきた。これを翻刻した本書からは、浅草寺境内の社会史が鮮やかに浮かび上がる。
教科書等にも利用されている館所蔵の「旧江戸朱引内図」を復刻し、この絵図の特質と価値について解題を付けました。
上層旗本の知られざる日常と勤務が判明する日記。江戸城の様々な儀式の状況、旗本同士の贈答、外国奉行・町奉行・会計総裁まで出世する能吏の横顔など、幕末の武家社会を知る上での貴重な史料
東京都とその前身である東京市が、昭和14年4月から昭和19年12月にかけて、市民・都民向けに発行した総合的な行政広報誌『市政週報』『都政週報』を電子媒体で復刻。総動員体制下の東京研究に必須の史料。簡易な記事検索機能を付加。
Windows 7またはWindows 8をご利用の方で、Internet Explorer 11以降をお使いになっている方は、記事検索機能が動作しない状況です。詳細については、下記リンク先のファイルをご覧ください。
『市政週報』『都政週報』の復刻にあたり、著作権者不明の記事について文化庁より利用の裁定を受けています。以下のリストに掲載されている記事にお心当たりの方は、史料編さん担当(電話03-3707-2604)までご連絡ください。
安永3年(1774)当時の江戸各町の課税、沿革、支配名主を記す
明治26年(1893)三多摩移管直後、東京府が秘かに編集した幻の三多摩移管史
喧嘩口論、盗みに捨子、祭りに事故に生類憐み。町名主高野家に残された元禄江戸の事件帳
江戸東京の商業流通を語る第1級史料を、豊富な図版とともに完全復刻。廻船問屋等の沿革と商業慣習の全貌が明らかとなる
幕末から明治にかけて活躍した経験豊かな『実業家』達の政府諮問に対する貴重な証言。江戸東京の商業史研究に欠かせない一冊
東京都の学童疎開行政に関する基本資料集。学童疎開史研究の必読文献
江戸の町名主の備忘録。法令・前例・答申等を収録。町名主の仕事にどんな知識・情報が必要であったかがわかる一冊
江戸町方への町触・申渡、寺社門前町の町方編入、江戸名主の氏名・役料高など。新開地深川に関わる史料も
江戸町方への町触、名主申合をはじめ、江戸の各組町火消の纏の図など「火消」に関する史料を豊富に収録
新吉原や三芝居、養生所の沿革、地割役樽屋三右衛門の由来など享保期の書上を多数収録
寛政改革の一環として生まれた町会所。備荒貯穀・窮民救済・低利融資によるその都市社会政策の実態が、細部まで明らかになる決定的史料「町会所撰要」を完全復刻
幕末に実施された深川地域の川浚いの詳細な記録を、図面を含めて完全翻刻。インフラ整備に係る都市行政の実態、土木工事の詳細を明らかにするシリーズ完結作。
市制町村制に基づき、東京市が前年の事務状況を毎年市会・市参事会に報告したもの。明治23年から昭和17年にいたる東京の行政事務と経費の詳細を網羅的に知ることができる好個の史料。電子画像によってコンパクトに編集。
安政4年(1857)の深川材木町町人の日記。民俗行事、芝居や開帳の見物、俳諧の交流、贈答記事など、多彩な記録である