農業の概要
三宅島の農業
平成12年の噴火災害以前の三宅島では、周年出荷の定着したアシタバや花き観葉植物類のレザーファンが村の基幹作目となっていました。しかし、平成12年の噴火後、継続する火山ガスの噴出は多くの特産農産物に深刻な影響を及ぼすことが確認されました。
現在は、生葉出荷量が伊豆諸島最大となっているアシタバのほか、比較的火山ガスに強い赤芽イモ(サトイモ)やサツマイモ等の栽培が多くなっています。花き観葉植物類では、キキョウランやドラセナ等の栽培が増え、その品質については国内のコンテストや市場等で高い評価が得られています。
また、新たな特産農産物を目指してパッションフルーツの栽培にも取り組んでおり、贈答用や島内商店への出荷、イベント等で販売されています。
(アシタバの栽培風景)
(キキョウランの栽培風景)
御蔵島の農業
御蔵島では、近年、野菜類の生産販売に向けた取組が行われており、アシタバについてはそのボリュームと品質の良さから「御蔵島産長軸アシタバ」としてブランド化が進められています。また、シキミやサカキなどの切枝類やエビネランなどが生産されています。
(長軸あしたばの収穫風景(赤沢地区))
(エビネラン)
三宅村・御蔵島村で栽培されている主な農産物
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