今回は、公文書館が所蔵する「東京府市文書」のうち、明治十(一八七七)年の埋蔵金に関する史料を取り上げます。
埋蔵金といえば、徳川家のものがよく知られており、一攫千金を夢見て明治維新直後から現代にいたるまで、多くの人々が調査・発掘に臨んでいます。
史料中にも「徳川様」や徳川家の米蔵であった「浅草御蔵」などの名前が出てきており、期待が高まります。
これまでの史料に比べると少し長いですが、明治十年に東京府へ提出された埋蔵金の引き上げに関する願書を読んでみましょう。
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