今回の古文書解読チャレンジ講座では、明治20年代の東京府文書を取上げます。
明治時代、日本国内を外国人が自由に旅行したり、希望する場所に暮らしたりすることはできず、国内の移動のためには「内地旅行免状」が必要でした。
しかし、日本には世界各国から商売や旅行などのために来日する外国人が後を絶たず、自由な国内移動を求める声が高まっていきます。
そして、不平等条約の撤廃と引き換えに内地雑居が認められることになりますが、それまでには様々なトラブルや問題も発生しました。
今回の史料は、明治二十六年(一八九三)のある日、東京に現れたトルコ人と名乗る謎の人物をめぐる東京府と外務省とのやり取りをつづったものです。
一体どのような内容でしょうか。
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