港の紹介

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■本土から隔絶して位置する小笠原において、港湾・漁港は、島民生活の安定と産業の振興を図るために必要不可欠です。

■小笠原が日本に返還された昭和43年当時は、戦前に築造した小規模な港湾施設が残っているのみで、漁港施設と呼べるものは皆無の状態でした。

■そこで、小笠原の復興のためにまず必要となる港の整備を開始し、その後もこれら島の振興・発展のために、港湾・漁港施設の整備・改良を着実に進めてきました。

二見港

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二見港(地方港湾)

二見港(地方港湾)写真

父島の西側の二見湾に位置し、本土と小笠原を結ぶ交通の拠点であり、周辺海域の避難・補給基地等としての役割も担っています。
6,700トンの定期船「おがさわら丸」が使用する-7.5m岸壁、490トンの母島行き定期船「ははじま丸」、貨物船が使用する-5.0m岸壁2バース、30,000トン級までの大型船が使用する係船浮標、防波堤等を整備しています。

二見漁港(第4種漁港)

二見漁港(第4種漁港)写真

父島二見湾内の最奥部にあり、年間を通じて比較的気象・海象の影響が少なく、地元漁船の拠点漁港であるとともに、周辺海域で操業する漁船の避難漁港として利用されています。
防波堤、漁船やその他小型船が利用する岸壁、物揚場、船揚場等を整備しています。

沖港(地方港湾)

沖港(地方港湾)写真

母島の南西部に位置する沖港は、母島と父島を結ぶ海上交通の結節点となっています。
490トンの定期船「ははじま丸」、貨物船が利用する-4.5m岸壁2バース、漁船用の船揚場、物揚場、防波堤、船客待合所、港湾緑地施設(脇浜なぎさ公園)等を整備しています。

母島漁港(第4種漁港)

母島漁港(第4種漁港)写真

母島の北東部にある天然の湾形を利用した漁港であり、周辺海域で操業する漁船の避難漁港等としての役割を担っています。
平成元年度から15年度まで整備を行い、船揚場、取付道路、防波堤が完成しています。

記事ID:003-001-20240718-008208