噴出した溶岩をそのまま生かした、国内最大級のサル山でバーバリーシープと仲良く日向ぼっこしているワオキツネザルや、なかよし広場で皆様をお出迎えするレッサーパンダをはじめ、約60種400点の動物を飼育・展示しています。
ツバキやスダジイなどの豊かな照葉樹林の中で、動物たちがのびのびと暮らす自然動物園です。

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フライングゲージ
大島に自生する、ヤブツバキやオオシマザクラの自然林を生かした、池沼、湿地、丘陵地帯が楽しめる約53m×42m×13mの国内最大級のウォークインバードケージです。フラミンゴをはじめとした鳥類と、カピバラ、ワラビー、ノウサギがのびのびと暮らしている姿を身近にご覧いただけます。

パルマワラビー
英名 : |
White-fronted Wallaby |
「ワラビー」とは、小型のカンガルー科に属する動物の総称です。パルマワラビーは、主としてオーストラリア北東部の湿度のある森林に単独又は数頭で生息しています。かつては絶滅が心配されていましたが、現在では生息地の保護などにより、少しづつ個体数が増えています。日中はヤブの中に隠れていて夕方になると活動を始めます。子供は生まれてから6ヶ月くらいまでは母親のお腹にある袋の中で育ちます。
カピバラ
学名 : |
Hydrochaeris hydrochaeris |
世界一大きなネズミの仲間で、最大1.3mにもなります。朝早く活動し、涼しいうちに水辺の植物を食べます。日中は暑さを避けるために茂みにできた日陰や水の中で過ごし、暑さが弱まる夕方に再び植物を食べています。
ちなみに「カピバラ」という名前は、南アメリカの部族の言葉で「草原の支配者」という意味があります。

トリニダードトバゴの国鳥にもなっています。細く曲がったくちばしは触覚に優れ、泥の中の小動物を捕らえるのに役立っています。主食はカニ、貝類で、魚、カエル、昆虫も食べます。集団で繁殖し、生息地ではマングローブの樹木上に巣を作ります。
クロトキ
学名 : |
Threskiornis melanocephalus |
全長約70cm。日本には迷鳥として単独または小群がやってくることがあります。干潟、水田などの湿地で、くちばしを水中や泥の中に差し込んで、魚類、両生類、甲殻類などの小動物を食べます。繁殖地ではサギ類などと共に集団繁殖を行うことが多く、樹上に木の枝を集めて営巣し、青緑色の卵を2~3個産みます。

ヨーロッパフラミンゴ
学名 : |
Phoenicopterus ruber roseus |
生息地 : |
西アフリカから地中海、南西アジア、サブサハラ |
食べ物 : |
プランクトン・藻類・小型の甲殻類、魚類 |
フラミンゴはアルカリ塩や炭酸塩に富む湖で大きな群れを作り生活しています。嘴のふちにはラメラと呼ばれるくしの歯状のろ過装置があり、この嘴を上下さかさまにして水の中に入れ、水と泥を吸い込み、餌だけをこしとって飲み込みます。フラミンゴは一夫一妻で、オスはメスより体が大きいです。巣は泥でつくり、卵を1個産みます。雛の羽は灰色で、親の食道にある腺から分泌される“フラミンゴミルク”を与えられて育ちます。
頬が桜色を帯びているので、酒面雁という名前がつけられました。アヒルと同じ紀元前1000年頃には家禽化されていたと考えられています。シナガチョウの祖先です。

ハワイ島・マウイ島・カウアイ島の固有種で、ハワイ州の州鳥です。狩猟や生息地の破壊、外来種による被害などにより、1900年代半ばには30羽程度までに数が減りましたが、1960年以降、飼育下繁殖個体を野生に再導入した結果、現在は1700羽を越えるまでになりました。地面のくぼみに巣を作り、3-5個の卵を産みます。鳴き声が“ネーネー”と聞こえる事から、現地では「ネネ」と呼ばれています。溶岩地帯に住むため、他のカモ類よりも水かきが小さいのが特徴です。
マガモ
生息地 : |
北アメリカ~ユーラシア~ヨーロッパ大陸 |
北アメリカやユーラシアの多くの地域で繁殖し、メキシコ、アフリカ北部、東南アジアまで南下し、越冬します。内陸部の水域、特に植生が密なところに住んでいます。切り株など少し高い場所にあるくぼみに茎、葉、羽毛、綿毛を敷いて巣を作ります。ちなみに、アヒルの原種です。

オスは、繁殖期(5-6月)になると羽色が美しくなります。特に風切羽が変形した「イチョウ羽」は有名です。非繁殖期にはオスはメスと同じ灰褐色の地味な羽色になりますが、オスは一年中嘴がピンク色なので、黒い嘴のメスと区別することができます。多くのカモ類とは違い、地上ではなく樹洞に巣を作ります。卵は9-12個産み、孵化したヒナは巣から飛び降りて母親について水辺まで移動します。子育てはメスだけが行い、繁殖期以外は雌雄別に行動します。
アカツクシガモ
生息地 : |
ユーラシア大陸中部、北アフリカ、東南アジア、 朝鮮半島 |
全長63~66cm、翼幅121~145cm。雌雄はほぼ同色ですが、夏の繁殖期には雄の首のつけねに黒い輪が現れます。繁殖期には、内陸の湖沼や河川、湿地など開けた土地に生息し、非繁殖期には、湖沼、干潟、農耕地などで見かけます。

カラスバト
英名 : |
Japanese Wood Pigion |
生息地 : |
日本(中部以南の島しょ)・朝鮮半島南部及び周辺の島しょ |
備考 : |
都立動物園ズーストック種(大島公園担当) |
日本の天然記念物です。海岸や島しょの常緑広葉樹林に、単独又は小さな群れで生活しています。生態については不明な点が多く、大島でもグゥーという鳴き声を時々耳にしますが、姿を目にする機会はあまり多くありません。1回の繁殖で卵を1つ産みます。小笠原諸島に生息しているアカガシラカラスバトはカラスバトの1亜種で、現在の生息数は40羽程度と推測されており、絶滅が心配されています。東京都では平成21年度より保護増殖事業に取り組んでいます。
キンクロハジロ
生息地 : |
ユーラシア大陸北部~アフリカ大陸北部~中華人民共和国東部 |
オスの頭部は紫がかった光沢のある黒色で、後頭には垂れ下がった冠羽があります。目は黄色です。冬鳥として、全国の湖沼、池、広い川などに渡来します。

最大全長はオス230cm。メス86-90cm、また、翼長はオス44-50cm、メス40-42cmです。落葉樹林にすみ、伐採林や農地などの開けた土地で採食します。長い色のきれいな飾り羽は、鳥の尾羽ではなく、背中の下部から伸びた150枚くらいの大きな羽毛からできている装飾物です。本当の尾羽は飾り羽の下に隠れている。昼行性で、夜間は樹上で休みます。
鹿児島県で出水平野でナベヅルと一緒に毎年越冬し、年々数が増え、最近では約2000羽を数えます。湿原に草を組み合わせた巣を作り、5月に1回に2個の卵を産み、28~33日でふ化、生後2~3年で性成熟します。

サル島
大島の噴出した溶岩を利用した、1周約300mの国内最大級のワオキツネザルとバーバリーシープの放飼場です。中央に約60mのサル島橋があり、様々な方向から動物を観察できます。

マダガスカル島の固有種です。川沿いの林や乾燥林、サバンナ、岩場など多様な環境に生息していますが、他のキツネザルの仲間と比べると地上にいる事が多いです。数頭から30頭程度の群れで生活しています。仲間同士で固まっている姿をよく目にしますが、これは暖をとったり、コミュニケーションを深める働きがあると考えられています。群れではオスよりもメスの方が上位です。4-5月頃に1-2頭の子供を産みます。
ヒツジとヤギの中間のような外見で、岩場や切り立った崖、砂漠、乾燥林など過酷な環境に生息しています。赤茶色か黄褐色の毛で、首から方にかけて短く、上を向いたたてがみが有り、喉と胸と前肢の上部には、長くて柔らかい毛があります。

日本の鳥
伊豆諸島で見られる鳥を中心に繁殖に力を入れている天然記念物のカラスバトや傷病鳥で保護されたチョウゲンボウやノスリなどが展示されています。

カラスバト
英名 : |
Japanese Wood Pigion |
生息地 : |
日本(中部以南の島しょ)・朝鮮半島南部及び周辺の島しょ |
備考 : |
都立動物園ズーストック種(大島公園担当) |
日本の天然記念物です。海岸や島しょの常緑広葉樹林に、単独又は小さな群れで生活しています。生態については不明な点が多く、大島でもグゥーという鳴き声を時々耳にしますが、姿を目にする機会はあまり多くありません。1回の繁殖で卵を1つ産みます。小笠原諸島に生息しているアカガシラカラスバトはカラスバトの1亜種で、現在の生息数は40羽程度と推測されており、絶滅が心配されています。東京都では平成21年度より保護増殖事業に取り組んでいます。
チョウゲンボウ
生息地 : |
極地を除くユーラシア大陸とアフリカ大陸 |
全長約30~35cm。翼を広げると70 ~80cmになります。雌の方が大型です。日本では平地から山地の川原、畑、草地で見られ、本来は崖の穴や岩棚に巣を作るが、最近は市街地にも進出し、ビルなどの隙間で営巣するものも増えています。

コジュケイ
学名 : |
Bambusicola thoracica thoracica |
英名 : |
Chinese Bamboo Partridge |
平地や丘陵地の雑木林、竹林、草むらなどに生息する。大正時代に放たれた中国南部原産の帰化鳥で、日本では雪の多い地方には定着していない。繁殖期の鳴き声は「ちょっとこい」と聞こえます。
オジロワシ
学名 : |
Haliaeetus albcilla albicilla |
英名 : |
White-tailed Sea Eagle |
日本の天然記念物で、冬鳥として渡来します。北海道北部及び東部では少数が繁殖します。主として海岸や湖沼、河川に単独又はペアで生活し、春に2個の卵を産みます。名前のとおり尾が白色で、雌雄は同じ色をしています。大島にも過去に迷鳥として渡来した記録があります。

インコ舎
白いひげ状の羽毛が特徴的なインカアジサシが自由に飛び回る姿を間近でご覧いただける、ウォークスルー型の展示施設です。カラフルなインコたちも展示しています。

インカアジサシ
生息地 : |
南アメリカのエクアドルからチリにかけての太平洋沿岸 |
カモメといっしょに数千羽にもなる大きな群れをつくり、海岸の岩礁や砂浜でくらしています。水の上をゆっくり飛びながら、えものをねらい、見つけると急降下して水面から捕らえて食べます。目の下から後ろへ伸び、ぐるっと回って胸の方に下がっている、白い口ひげ状の羽は、オス、メスともにあります。
オオハナインコ
生息地 : |
オーストラリア・インドネシア・ニューギニア・ソロモン諸島 |
インコの仲間ではめずらしく、雌雄で色が違います。オスは緑色で、メスは赤色の羽色をしています。和名の由来は、「大きな鼻」という説と、「青羽」という説があります。日本でもよくペットとして飼育されています。

全長43cm、翼22.5cm。頭部は青色、胴体は緑色。他のコンゴウのように群れでいることはあまりなく、たいていはペアかトリオで過ごします。
サバンナに隣接した海抜1000mまでの水辺の森林に生息します。エボシドリ(烏帽子鳥)ですが、冠羽はほとんどありません。

ルリコンゴウインコ
英名 : |
Blue and Yellow Macaw |
ルリコンゴウインコは60年以上生きることができ、一般に生涯つがいを守ります。木の幹の最上部に巣を作り、雌は通常二個の卵を産みます。強力な嘴は固い木の実を砕いたり、木に登ったり、ぶら下がったりするためにも使います。
留鳥で人里近くや神社などにある樹洞に住む。木の樹皮に似た色の羽毛を持ち、姿を目立たなくしている小型のフクロウ。夜行性で夕暮れ頃から活動を初め、ネズミやカエルなどを捕らえて食べる。

ゾウガメ
アルダブラゾウガメとケヅメリクガメを飼育展示しています。冬季は暖かい温室内で展示していますが、夏季には外の運動場に引越しします。

アルダブラゾウガメ
英名 : |
Aldabra Giant Tortoise |
備考 : |
都立動物園ズーストック種(大島公園担当) |
セーシェルの固有種で、海岸沿いにある草原や森林に生息しています。野生では草や木の葉を食べています。オスの方が体が大きく、尾の長さはメスの3倍もあります。野生ではメスが2-5月頃に地面に穴を掘り、9-25個の卵を産みます。卵が孵るまでには約8ヶ月もかかります。大島公園では毎年、5月頃になると温室から外の運動場に引越しをします。トマトやアシタバが好物で、暑い日には水につかって休息しています。
ケヅメリクガメ
英名 : |
African spurred tortoise |
生息地 : |
エリトリア、エチオピア、スーダン、セネガル、チャド、 ナイジェリア、マリ、モーリタニア |
前肢はシャベル状で、棘状の鱗が発達しています。後肢と尾の間に蹴爪状の鱗があることが和名や英名の由来となっています。砂漠やサバンナに生息し、薄明時や夕方に活動し、昼間は深い穴を掘り暑さや乾燥から身を守ります。

なかよし広場・なかよし牧場
人気者のレッサーパンダを、ケージと外の運動場を行き来する通路(キャットウォーク)越しに下から見ることができます。ふれあい開催日にはモルモットとウサギを抱っこすることができます。また、なかよし牧場ではブタ、ヤギ、ロバにエサをあげることができます。

カイウザギ
学名 : |
Oryctolagus cuniculus |
カイウザギは、アナウザギを家畜化して改良したものです。元々は食用として利用していましたが、今では世界中に150種以上の品種があり、体の大きさや毛の色質、耳の長さなど多様な品種が作られ、ペットとして身近に親しまれています。アナウザギは地中海沿岸に生息しており、名前のとおり地面に穴を掘って生活しています。日本にいる野生のウザギのなかまにはニホンノウサギ、エゾユキウサギ、アマミノクロウザギ、エゾナキウサギなどがいます。
〝テンジクネズミ″とはテンジクネズミ科テンジクネズミ属に含まれる齧歯類の総称しており、もっとも有名なのはペットや実験動物として知られているモルモットです。

レッサーパンダ
和名 : |
レッサーパンダ (シセンレッサーパンダ) |
学名 : |
Ailurus fulgens styani |
平均気温が25度以下の比較的冷涼な森林の中で、それぞれテリトリーを持って単独で生活しています。早朝と夕方に活動し、昼間は木の上で休息している事が多いです。繁殖期は1-3月頃で、木の洞などを利用して1-2頭(稀に3-4頭)の仔を産みます。日本で飼育されているレッサーパンダの約80%はシセンレッサーパンダですが、他にネパールに生息する亜種もいます。
トカラヤギ
学名 : |
Capra hircus(domestic) |
英名 : |
Domestic Goat(Tokara Goat) |
鹿児島県トカラ列島に住む、飼育される家畜ヤギの品種。台湾やフィリピン、大陸から日本に伝わって、今ではトカラ列島だけに残るとても貴重なヤギです。

約6000年前にアフリカで野生のロバの飼育が始まったと考えられています。現在では世界中に沢山の品種があります。大島公園で飼育しているロバは、「小驢(ショウロ)」と呼ばれる品種で、中国の雲南省や四川省で広く飼育されている品種です。名前のとおり小型で体高は1mくらいです。なお、野生のロバには、アジアノロバ、アフリカノロバ、キャンがいます。
ブタ(ポットベリー)
学名 : |
Sus scrofa domesticus |
英名 : |
Domestic Pig(Vietnamese Potberry) |
ベトナム在来の小型黒豚をアメリカで改良して、より小型化した品種です。背中が窪み、腹が地面につきそうなくらい垂れているのが特徴で、英名のポットベリーは"太鼓腹"という意味です。


ラクダ・ラマ
海をバックにのんびり餌を食べているフタコブラクダやラマをみることができます。

フタコブラクダ
英名 : |
Bactrian Camel (domestic) |
紀元前約2000年には家畜化されており、移動や荷物の運搬だけでなく、毛皮、乳、肉や糞も活用されてきました。寒暖の差が激しい土地に適応するため、冬には長い毛が伸び、夏になると抜け落ちます。砂が鼻に入るのを防ぐために鼻腔を閉じることができ、平たい足の裏は砂地を歩くのに適しています。野生種は、中国北西部とモンゴルにのみ分布し、乱獲や家畜種との交雑により、その数は現在約1000頭と推定されています。
約6000年前のインカ文明で初めてグアナコから飼育された家畜である。アンデス山脈で伝統的に飼われている動物で、毛と肉のために畜産されています。

エミュー
学名 : |
Dromaius novaehollandiae |
オーストラリアの国鳥です。丈夫な足を持ち、食物を求めて長距離を歩き続けることができます。飛ぶことはできませんが、よく見ると、とても小さい翼が肩のあたりについています。エミューは9-20個の緑色の卵を産みますが、卵を温めてヒナを育てるのはオス親の役目です。

インフォメーションセンター

カラスヘビ(シマヘビ)
学名 : |
Elaphe quadrivirgata |
英名 : |
Japanese Four-lined Snake |
生息地 : |
日本(北海道、本州、四国、九州、大隅諸島) |
4本の黒い縦縞が特徴のヘビで、ネズミやカエルを食べます。全身の体色が黒くなる型が見られ、この黒化型はカラスヘビとも呼ばれます。大島では黒化型が普通に見られます。黒化型のカラスヘビも脱皮の時期が近くなると、うっすらと4本の黒い縦縞が見られます。
アオダイショウ
生息地 : |
日本(北海道、本州、四国、九州、大隅諸島、国後島) |
平地から低山地の森林、草原、水辺、農地に住んでいます。樹上性が強く、木登りが上手です。都市部でも公園や河原でも見ることができます。ヘビ自身が危険を感じると、総排泄口から青臭い臭いを出すことから、アオダイショウという名前の由来となったという説があります。

オカダトカゲ
学名 : |
Plestiodon latiscutatus |
英名 : |
Okada's Five-lined Skink |
草原や森林、海岸、岩場等の様々な環境に生息しています。ニホンイタチによる食害で、個体数が激減し、近年では主に民家周辺の石垣で日光浴をしている姿が見られます。

その他
キョン、エミュー、カモシカなどを見ることができます。

エミュー
学名 : |
Dromaius novaehollandiae |
オーストラリアの国鳥です。丈夫な足を持ち、食物を求めて長距離を歩き続けることができます。飛ぶことはできませんが、よく見ると、とても小さい翼が肩のあたりについています。エミューは9-20個の緑色の卵を産みますが、卵を温めてヒナを育てるのはオス親の役目です。
ニホンカモシカ
生息地 : |
日本【本州(中国地方を除く)・四国・九州】 |
乱獲により生息数が減少したため、国の特別天然記念物に指定されました。現在では生息数が増加しており、地域によっては農業被害が問題となっています。森林で単独生活をしており、5月頃子供を1頭産みます。カモシカのなかまには3種あり、他にタイワンカモシカとスマトラカモシカがいます。
森林の中で単独で生活し、主に夕方から早朝にかけて活動します。オスには角と牙があり、角は毎年生え変わります。目の下には臭腺の開口部があり、それが目のように見えるので四つ目ジカとも呼ばれています。子供は1頭生まれ、小さい頃には背中に斑点模様があります。イギリスや日本(千葉県・大島)では外来生物として定着しており、在来生物に与える影響が心配されています。東京都では平成18年度から大島内に生息するキョンの防除を実施しています。
