神津島は、東京の南方海上約170キロメートル、伊豆諸島のほぼ中央に位置するひょうたん型の島です。中央には神々が集まって水の配分を相談したと言われる天上山がそびえ、島全体が峻険で平地に乏しく、特に東側は断崖絶壁となって海に落ち込んでいます。地質は流紋岩を主体に形成され、深く入り組んだ海岸線が美しい景観をかたちづくっています。島内の集落は、西側海岸の神津沢沿いに集中しています。