機器紹介
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水温水深計
水温と水深を同時に測定し、船上のPCにデータを送信するための機器です。
興洋では、CTD(電気伝導度水温水深計)とXBT(投棄式自記水温水深計)の2種類を測定海域の水深や海況によって、使い分けています。
ポップアップタグ
主に大型魚類に装着し、放流した魚を再び捕獲しなくてもデータを回収できる標識です。
漁獲した魚にポップアップタグを銛で打ち込んで固定し、放流します。放流後、ポップアップタグに内蔵されたタイマーにより設定時間が経過すると自動的に魚から切離され、海面に浮上します。浮上したポップアップタグから、人工衛星経由で装着されていた期間のデータが送信されてきます。
水深・水温・日照時間を計測・記録しており、これらのデータを解析することによって、魚の遊泳行動等の生態を解明することができます。
興洋では、主にメカジキを対象に使用しています。
ソナー
音波を発信し、その音波が対象物(魚や海底など)に反射して戻ってくるまでの時間により距離を測定する装置です。
興洋では、音波を使用した様々な機器を装備し、調査海域で魚の発見や、海底地形の調査に活用しています。
プランクトンネット
魚類や甲殻類の赤ちゃんを採集するためのネットです。ターゲットとなる生物の大きさや生息する水深によって、大きさや目合いの違う2種類のネットを使い分けています。
たとえば・・・
○マルチネット
表層に浮いている魚(メカジキやウナギ類の赤ちゃん(稚魚)など)の採集
○MOHTネット
水深20~80mにいるイセエビのこども(幼生)の採集
に使用しています。
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