「新たな多摩のビジョン行動戦略」とは
策定の趣旨
本戦略は、東京都が平成25年3月に策定した「新たな多摩のビジョン」を踏まえて、ビジョンで示した「魅力にあふれ、活力に満ち、安全・安心が確保された多摩」の具体的な内容を明らかにするとともに、多摩地域の各主体の取組を体系的に取りまとめることで、目指すべき姿の実現を図るために策定するものです。
本戦略のポイント
本戦略では、多摩地域に関わる多様な主体の一層の連携を図るため、これらの主体の間で、
・目指すべき姿の具体的な内容・イメージについて、共通認識を持ち、
・それぞれの取組状況や事業内容についての相互理解を促進し、
・各主体の連携の推進や情報の共有化を図る仕組みを構築する。
観点から、次の特徴的な内容を盛り込みました。
<ポイント1> 「ビジョンが目指す多摩の姿」と多様な主体の取組を提示
「新たな多摩のビジョン」で掲げた目指すべき多摩の姿について、多様な主体に、より身近なものとして捉えてもらうため、住む人、訪れる人、働く人の視点から、まちづくりや高齢者、子育てなど12の分野について、「ビジョンが目指す多摩の姿」を示しました。
<ポイント2> 20の行動戦略と3つの戦略的視点
本戦略では、まちづくりや少子化対策、高齢者施策、産業振興など、多摩地域の持続的な発展に向けた施策を、20の行動戦略として示しました。
また、各主体の具体的な行動を促進するため、それぞれの柱において、①最大化すべき多摩の強み、②結集すべき官・民の力、③構築すべき連携やつながりを「戦略的視点」として明らかにしています。
<ポイント3> 戦略の推進体制の整備
都はこれまで、副知事を本部長とした「多摩島しょ振興推進本部」を設置し、多摩島しょ地域の振興に係る施策を全庁的に推進してきました。
平成25年3月の「新たな多摩のビジョン」の策定に合わせ、ビジョンの趣旨を踏まえて、学識経験者、市町村・民間団体など多摩地域に関わる様々な主体が参画する「ビジョン連携推進会議」を新たに設置しました。
また、本戦略の策定過程においては、市長会や町村会等を通じて、市町村からの意見を聴きながら、策定を進めました。
本戦略の策定後においても、「多摩島しょ振興推進本部」と「ビジョン連携推進会議」の2つの会議体を多摩振興の推進力として活用しつつ、市町村・民間等と連携しながら、「新たな多摩のビジョン」の具現化を図って参ります。
資料