治山・林道の仕事

1 治山って何?林道って何?

 

林道

治山とは、森林を維持造成して、土砂が流出したり石が落ちたりする災害から皆さんの生命と財産を守ることです。また、森林が水を育む働きを守るため、谷止めえん堤※や斜面の緑化を行うことによって、大雨が降っても崩れにくく、たくさんの水を蓄えられるようにします。
林道とは、森林の植栽、手入れ、伐採等の管理を行う人や車が安全に通行できるように整備された道路のことです。
※ 谷止めえん堤とは、小規模な河川(渓流)の安定を図るために設置するダム状の構造物。

2 黒砂砂丘での治山対策

樫立の黒砂砂丘では、強風により石粒や砂が飛び、人家や畑に被害がでていました。昭和20年代から石積や植栽を行うことで、土砂崩壊を抑えてきましたが、平成20年度から、風を抑える丸太柵や法面緑化を行い、植栽した樹木の生育を促進しています。

黒砂砂丘の対策工事

3 林道の改良

三原林道改良工事

昭和20年代から、薪や炭にする木材の搬出や森林の管理に利用されてきた林道の中には、「幅員が狭い」「カーブがきつい」「路面が荒れている」等の不良箇所が多く見られるようになりました。人や車が安全に通行できるよう、幅員を広げ、路面補修をする等改良工事を行っています。

 

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