インタビューを読む“人と違うことはおもしろい。いろいろな個性がある社会のなかで和気あいあいと暮らしていくためのヒントになる”
大工調べ
腕は抜群だが、どこか抜けている大工の与太郎。棟梁が仕事を持ってやってきたが、与太郎の仕事道具は家賃の質として大家に差し押さえられていた。道具箱を取り返すため、棟梁は大家に直談判する──
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人権週間
2024.12.4(水)
〜12.10(火)
国際連合は「世界人権宣言」の採択を記念し、12月10日を「人権デー(Human Rights Day)」と定めています。日本では毎年、人権デーを最終日とする1週間、12月4日から10日を「人権週間」と定め、全国各地で人権啓発活動を強化して行っています。
東京都では「インクルーシブシティ東京」をテーマに、東京で働き、暮らす誰もが、民族、国籍、性別、性的指向、障害の有無などに関わらず、持てる力を存分に発揮し、自分らしくいきいきと活躍できる社会の実現を目指しています。このテーマを実現するためには、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、違いを認め合えること、そのために、一人ひとりが寛容になり相手を尊重することが重要です。
「人権週間」をきっかけに、わたしたち一人ひとりが「寛容と尊重」について考え、理解し、行動を起こしていくことができるように、キャンペーンを通して発信していきます。
令和6年の東京都の人権週間のキャンペーンでは、漫画や小説など身近なエンタメ(エンターテインメント)を通じて、「寛容と尊重」について一人ひとりが考える1週間を提案します。
落語、漫画、小説と、みなさんが普段から親しんでいるさまざまなジャンルのエンタメの中には、「寛容と尊重」そして人権問題について考えるヒントやきっかけがあります。今回、3つのジャンルのエンタメの分野の専門家のみなさんにお話を伺い、エンタメの世界から「寛容と尊重」というテーマについて迫ります。
身近なジャンルはもちろん、これまであまり触れたことのないジャンルの作品に触れ、新たな世界を知ること、そして、さまざまな背景や価値観を持つみなさんの考えを知ること。今回のキャンペーンを通して、一人ひとりが今まで以上に視野を広げて新しい世界を知り、考えを深めることができたらと考えています。新たなエンタメとの出会いを通じて、「寛容と尊重」について考え、行動するきっかけとなることを願っています。
2010年に林家正蔵に入門。古典落語の滑稽噺から人情噺、新作落語などに幅広く取り組む一方で、古典落語の名作「子別れ」「芝浜」「紺屋高尾」の登場人物である女性を主人公にして、その視点から落語を描く挑戦を行っている。2024年に落語界で女性初となる抜擢真打昇進を果たす。
愛知県出身の覆面漫画家。さまざまな職業を転々としながら、2015年よりウェブメディア「オモコロ」にて漫画家としての活動をスタートした。代表的な作品にTwitterで連載した『こぐまのケーキ屋さん』(小学館)、『カメントツの漫画ならず道』(サンデーうぇぶり)、『あのときのこどもさん』(小学館)など。
Webライター・編集者として活動しながら2020年に『明け方の若者たち』(幻冬舎)で小説家デビュー。2021年にロックバンド・indigo la Endの楽曲を元にした『夜行秘密』(双葉社)を刊行。2024年6月に3作目となる『ブルーマリッジ』(新潮社)、同年9月に短編集『わたしたちは、海』(光文社)を上梓した。