大島の植物
解説
枝が空洞になっているために空木という。別名卯の花。初夏に白い小さな花を多数つける。解説
太平洋岸に生息する。園芸品種のアジサイの親となる原種。装飾花が額のように花のふちに開く様をガク(額)アジサイと呼ぶ解説
伊豆諸島をはじめとする太平洋岸に分布する。エゴノキに比べて花や葉が大型で、特に落ちた花は地面を白くするほど目立つ。解説
伊豆諸島の準固有種。純白の花が葉と一緒に開く。ソメイヨシノの親と言われている。大島には非常に数が多い。解説
学名のとおり日本に固有の植物。北海道を除く日本各地に分布。火山灰地を好み、大島にとくに多い。通常の赤い花から白花まで花色に変異が多く、多くの園芸品種の元となっている。解説
茎や葉を切ると黄色の液汁が染み出る。若葉を食用とする。和名は「明日葉」で、今日葉を切り取っても、明日にはまた若葉が出てくるという意味。房総半島から紀伊半島、伊豆七島、小笠原に分布する。解説
海岸や山の上の湿った崖に生える多年草。花が5弁の大門字形で、名前の由来となっている。解説
葉の縁が銀白色の毛にくまどられ、葉の裏も白い。秋に鮮やかな黄色い花をつける。解説
林の下に生える多年草。筒のような花序と、長く伸びて下に垂れる付属体が特徴。浦島太郎が釣り糸を垂れているのになぞられてなづけられる。解説
海岸に生える常緑の低木で、雌雄異株。幹が四方に枝分かれしながら地を這い、大群落を作る。解説
本土でみられるムラサキシキブより大型で、葉は厚く光沢がある。大島のあちらこちらで見られる。解説
8~10月に香りのある白色の花をつける。葉をちぎると臭い香りがする。瑠璃色の小さな実をつける。解説
タチツボスミレが伊豆諸島で特殊化したもので、葉は大きく、茎には毛がない。花も大型で、花弁が幅広い。解説
海岸や林の縁に見られるつる性の低木。開花直後は白色で、後に黄色に変わるため、「金銀花」と呼ばれる。「忍冬(にんどう)」とも呼ばれ、葉、茎が薬用になる。解説
海岸の岩場や崖に生える多年草。高さ30cmほどの茎の上部に黄赤色の花を1~3個つける。花被片には濃い色の斑点がある。また、各花被片の間に隙間があるのが、名前の由来。花期は6~8月。解説
日の当たる道端などに生える、つる性の多年草。白色のがく片が群がって咲くため、よく目立つ。有毒。解説
海岸の岩場や崖に生える多肉質の多年草。葉がタイ米のようなのでタイトゴメの名がつく。解説
鮮やかな黄色の花を10~12月頃につける。一般のフキとは仲間(属)が異なるが、フキと同様に、大島では春先の葉柄を食用にする。解説
常緑のつる植物で、林の縁や中などで見られる。伊豆諸島では「マサキフジ」と呼ばれる。解説
本土のイボタより、葉に厚みがある。6~8月に、香りの強い小さな筒状の花が枝先に集まって咲く。解説
大島ではイソニンジンとも呼ばれる、一日花。海岸の草原に群生する。解説
海岸の砂地に生える落葉低木。夏に枝先に紫色の葉をつける。実は薬用となり、大島ではホウキバラと呼ばれる。解説
海岸の岩地やその付近に生える多年草。別名、フジナデシコ。大島ではイソナデシコと呼ぶ。解説
熱帯から温帯の海岸に分布する2年草。葉は多肉で光沢があり、たくさんの白い花が茎の先に密に開く。下記は5~8月。解説
明るい草地に生える多年草。春から夏にかけて、鮮やかな黄色の花をつける。京都にこの草が多かったことから、ミヤコグサと呼ばれる。解説
海岸に生える高さ30~50cmの多年草。葉はガサガサしている。「ラセイタ」とは、ガサガサしているラシャというポルトガル語由来。
解説
伊豆諸島とその周辺に分布するツツジ。春から夏にかけてピンク色の花を咲かせる。大島では三原山に多く見ることができる。