大島の哺乳類
解説
日本固有種です。大島のアカネズミは亜種とする説もあります。森林、畑、やぶなどに生息します。夜行性で地中に巣穴を掘り、単独で暮らします。地上で植物の種子、昆虫などを食べ、秋にはドングリを地面に埋めて貯蔵します。解説
小さな家ネズミで、世界中に分布しています。渇きに強くコンテナなどの荷物に潜んで移動します。草地、畑、河原、砂丘などに生息します。家屋や鶏小屋にも侵入し、家具の隙間などに巣を作ります。解説
人の住む場所や河川や海岸など湿った土地に生息し、水に入り巧みに泳ぎます。市街地では下水、台所の流し、ゴミ捨て場、食品倉庫で見られます。下水管の破れた部分やコンクリート下の隙間などに巣を作ります。野外では小高い土の斜面にトンネルを掘って巣を作ります。解説
天井裏を駆け回る家ネズミです。世界各地にすむが、東南アジア原産で温かく乾いた場所を好みます。手足の肉球のひだが滑り止めになり、水道管や電線を敏捷に登り高層ビルへも進出し、都会のビル街で増えています。
分類群 : 動物
科名 : キクガシラコウモリ
属名 : キクガシラコウモリ
標準和名 : キクガシラコウモリ
学名 : Rhinolophus ferrumequinum
英名 : Greater Horseshoe Bat
解説
洞窟をねぐらとし、まれに家屋も利用します。1頭から数頭の小群で休息し、出産期には50~数百頭の集団になります。夕暮れからしばらくの間と日の出前に、木々の間を飛びながら甲虫やガを採り、地表や葉の上の昆虫も食べます。超音波で餌を探すために特殊化した鼻葉の形から、菊頭の名前がつきました。冬は洞窟で数~数十頭で固まって冬眠します。
分類群 : 動物
科名 : キクガシラコウモリ
属名 : キクガシラコウモリ
標準和名 : コキクガシラコウモリ
学名 : Rhinolophus cornutus
英名 : Least Horseshoe Bat
解説
日本各地に生息し、北のものほど大型です。メスは洞窟に100頭を超す大群で繁殖集団を作り、オスは小群で洞窟や屋根裏で休みます。夜間に地表すれすれを飛び回り、ガガンボやガなどの柔らかい昆虫を採ります。冬はオスメス入り混じって数十~数百頭の集団で冬眠します。
分類群 : 動物
科名 : ヒナコウモリ
属名 : アブラコウモリ
標準和名 : アブラコウモリ
別名 : イエコウモリ
学名 : Pipistrellus abramus
英名 : Japanese Common Pipistrelle
解説
日本人に最もなじみのあるコウモリで、都会でも夏の夜に虫を追って飛ぶ姿を見ることができます。数~数十頭の集団で、家の屋根裏や橋げたの隙間などをねぐらとします。秋に交尾し、冬眠明けの春に受精し、初夏に出産します。乳頭は1対しかありませんが、ふつう3子を産みます。オスの多くは1年以内に死亡し、メスはおよそ6年の寿命と推定されます。
分類群 : 動物
科名 : ヒナコウモリ
属名 : ユビナガコウモリ
標準和名 : ユビナガコウモリ
学名 : Miniopterus fuliginosus
英名 : Bent-winged Bat
解説
数百から数千頭の大群で洞窟、廃坑などをねぐらにしています。日没後から日の出前まで森林の樹冠部や草原の上空を飛び回り、ガ、トビケラ、甲虫などを採ります。前肢の第3指(中指)の第2指骨が著しく長いので、この名前がついています。解説
体長70~100cm、体重10kg前後の小型のシカで、中国東部、台湾に自然分布します。大島には元々生息していなく、人為的に移入された種類です。特に明け方や夜中に活発に行動します。木の葉や果実、花などの自然植生や農作物への食外を起こすため、特定外来生物に指定されています。解説
台湾固有種ですが、1940年代に伊豆大島で、1955年ころ和歌山県で、1975年に青森県で野生化が確認されました。ニホンザルと同属で、繁殖能力のある雑種ができ、青森と和歌山では雑種が産まれています。日本各地に広がれば純粋なニホンザルが消えてしまう恐れがあることと、農作物への食外が懸念され、特定外来生物に指定されています。
分類群 : 動物
科名 : リス
属名 : ホエジカ
標準和名 : タイワンリス
学名 : Callosciurus erythraeus thaiwanensis
英名 : Taiwan Squirrels
解説
南アジア原産のリスで、日本では台湾から持ち込まれたものが野生化した。動物園から逃げ出したり、観光用に放されたりして、神奈川県より西の温暖地域で定着している。ツバキの実や果物への食外とニホンリス生息地への進出が懸念され、特定外来生物に指定されています。
解説
日本固有種です。大島のイタチは在来種ですが、伊豆諸島南部のイタチはネズミ駆除のために放たれた国内移入種です。雌雄の大きさが著しく異なり、オスの方が大きいです。敵に襲われたり、驚くと肛門脇にある臭腺から臭い液体を出します。